庭長の職人たち
2017-12-26

人と一緒に大きなものを作った時にしか味わえない達成感がここにはある

丹一平さん(33)入社6年目の現在、公園工事などの工程作りや管理、現場での作業指示を出す現場代理人を務める。

丹一平さん(33)入社6年目の現在、公園工事などの工程作りや管理、現場での作業指示を出す現場代理人を務める。

Q.どうして南香園で働こうと思ったのですか?

南香園で働く前は、トラックドライバーをしていたんです。あまり人と接する仕事がしたくないなって思っていまして、一人で運転をしていられる仕事ということで働いていました。なので、自分としては楽しい仕事ではあったんですけど、途中で腰を悪くしてしまい、続けるのが難しくなった時に、初めて転職を考えました。色々と探したのですが、「今までやっていたのと全く違う仕事をしよう」と思い切って別業種の南香園に入社しました。

tan02

Q.全くの別業種で不安とかはありませんでしたか?

もちろん、全くないと言ったら嘘になりますけど仕事でやること、実際に行う作業に対する不安はそんなになかったですし、先輩の方々も教えてくれるので、困ったことというのはあまりなかったと思います。ただ、仕事の進め方が全然違うところに正直少し戸惑いましたね。今までトラックドライバーは一人でする仕事だったわけですけど、南香園での仕事は社内だけではなく社外の関係協力会社の人たちとも一緒に仕事を進めるので。個人競技をずっとやっていたスポーツ選手が、急に団体競技にチャレンジして、チームで勝利を目指す、という感じでしょうか。自分だけ頑張っていてもダメだというのは慣れるまでは大変だった気がします。ほら、僕、「人と接する仕事がしたくない」と思ってトラックドライバーやっていたくらいなので(苦笑)

tan03

Q.それはどのようにして乗り越えたのですか?

今やっている仕事は現場代理人と言って、公園工事などの現場で関係協力会社の人たちに作業指示を出したりするのが仕事なので、最初の頃は段取りや実際に施工する内容に分からない部分などがあって関係協力会社の現場を仕切る人などに頼ってしまい「これはお前がやる仕事だぞ」とお叱りをもらうこともありましたが、悔しいなと思って現場の作業の勉強をしまくったり、どういう声がけをしたら一緒に働く人が気持ちよく仕事ができるのかを考えて行動したりしていました。職人の方ってやっぱり気難しい方もいるので、自分の声がけで相手のやる気を削ぐようなことだけはやめようと、伝え方はかなり考えて話すようになりました。その結果として、例えば一つの公園の工事が終わった時などに感じる喜びは、一人でやっていたら叶わないやりがいっていうんですかね、すごい達成感を感じますし、チームで仕事もするのもいいなって、今では素直に思えるようになりました。

Q.そして今後、目指していることはありますか?

もっと施工の技術や知識の勉強をして、色々な資格を取りたいですね。資格が取れれば任される仕事の範囲も広がりますし、現場でも役所の方が来た時にしっかりと説明して納得していただくためにも技術と知識は必要なので。資格の勉強というと少し厄介なイメージもあるかと思うんですけど、これが思いの外楽しいのは、前の仕事では自分で勉強して知識をつけるとかいうのもなかったのもありますし、その勉強の内容が自分の仕事に直結しているので率直に面白いと思えるんです。なので、もっと頑張って南香園の人間としてどこにでても恥ずかしくない人間になりたいですね。

tan05

取材:株式会社ノースアンビシャス

関連記事