庭長の職人たち
2020-09-18

人のためになる仕事・地図に残る仕事


南香園の仕事の内容をご紹介いたします。

こんにちは。人事担当の廣部です。造園建設業にとって、特に北海道という積雪地域では夏から雪が積もるまでの期間は一年の中で最も忙しい時期となります。南香園も個人邸から街路樹、公園の維持管理に、公園工事など多くの仕事をこなす時期になります。決して記事の更新が滞っていた言い訳をしようとしているわけではありません。多分。
さて、前置きは置いておいて、今日は南香園の仕事ということで今年行っている公園工事についてご紹介したいと思います。冒頭の写真はその1つ、「春日緑地施設改修工事」の完成時の写真になります。

春日緑地施設改修工事

2枚目の写真は工事を行う前の写真です。見比べてみて明るくなった印象もあるかと思いますが、この工事の一番の目的は、写真の真ん中部分にある遊水路が経年劣化の為に生じた漏水を直すことにあります。ここの遊水路では毎年小さなお子様が水遊びを楽しみにやってきます。しかし、漏水していると水が足りなくなったり、そのために余計に水を使わなくなるなど環境面でも対処する必要がでてきていました。この工事は9月14日に検査に合格し、今はすでに開放されています。今年は新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、札幌市の水遊び場が全面的に使用禁止になっているため水遊びができるのは来年以降になってしまいますが、またこの緑地で多くの方々が楽しんで頂きたいと思います。

美しが丘南公園災害復旧工事

次に現在もまだ工事中の公園工事をご紹介いたします。この工事は工事名の通り、2018年に発生した北海道胆振東部地震によって影響を受けた公園を復旧させる工事です。工事前の写真をご紹介いたしますが、閲覧にはご注意いただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはテニスコートになりますが、アスファルト舗装に亀裂が入っています。当時の被害の大きさが感じられます。このようにこの公園は地震の被害により、発生から今に至るまで一部を除いて公園の利用が禁止されていました。これでは利便性が損なわれるだけではなく、景観的にも、心情的にもいつまでも影響が残ってしまいます。現在はまだ工事中ですが、皆さんに安全に安心して利用して頂けるように工事を続けています。

人のためになる仕事・地図に残る仕事

公園を造ると一言でいっても、公園が少ない地域に価値向上のため避難場所の確保のために新しく公園を造ることもあれば、経年劣化によって危なくなった公園をまた安全に使えるように造りなおすこともありますし、上で紹介したように災害などで受けた被害を回復するための工事もあります。また、そこに住む人に合わせて、公園の機能を変えるための工事ということもあります。ただ、共通して言えるのは、造園建設業だけではありませんが、建設業は人のためになる仕事であるということです。だから私たちは、そこを利用する人たちの笑顔を思い浮かべ仕事に励んでいます。そして、公園工事の面白さは、それが地図に残る仕事ということです。インターネットで自分の家の近くの地図を見てみてください。きっと公園の名前が出てくると思います。また、公園で子どもが元気に遊ぶ様子は朗らかでとても良いものだと思いますが、その公園が自分が造ったものと考えたらどうでしょう。その喜びはひとしおだと思います。将来自分に孫ができて、「この公園はおじいちゃんが造ったんだよ。」と教えてあげることができれば、きっと孫も喜んでくれるのではないかと思います。
最後になりますが、残念ながらこういった誇らしい仕事に携わる人が減ってきているのも事実です。もしも少しでもこうした仕事に興味があったら、ぜひお気軽にお問合せください。もっとたくさんの写真をお見せしてご説明させていただきます。現場体験もできる限りご希望に添える形で実施させていただきます。また、10月中旬ころを予定していますが、遅ればせながら2021年4月入社の新卒採用の求人を出させていただきます。詳細は決定次第ホームページでも発表いたしますが、興味のある方は是非ご覧いただけれ幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

関連記事