庭長の職人たち
2018-12-26

造園建設業って冬は何をしているの?

造園建設業は冬って何をしているの??

こんにちは。人事担当の廣部です。今日は良く聞かれる話題の1つ、造園建設業って冬は何の仕事をしているのかについてご紹介したいと思います。造園建設業は植物を扱っているので、春や夏は樹を植えたり、庭を造ったりとイメージされる方は多いのですが、じゃあ冬囲い作業が終わった後の冬のシーズンは何しているの?と思われる方がすごく多いんですね。もちろん、雪国北海道での場合ですが。会社によっても異なりますが、南香園の場合は、冬囲いが終わると年末年始にかけては門松の製作が主な仕事になります。そして、年が明けると、除雪と剪定がメインの仕事になってきます。

門松製作

南香園では門松の製作はご注文を頂いてから、全て手作業で丁寧に製作しています。門松の大きさは「尺」で表され、主に3尺~9尺のサイズのご注文を承っております。門松の材料の1つである竹は北海道には自生していません。そのため本州からの取り寄せとなります。また、竹・松・梅の枝は生ものですので、1年経つと当然枯れたり、色あせてしまうため、1年限りのものとなってしまいます。基本は松竹梅のみで製作するのが南香園流ではありますが、お客様のご要望にお応えするために、別途料金となりますが装飾を施すこともあります。また、移動が可能なようにキャスターをつけることもあります。

この画像は装飾が施された門松になります。

除雪作業

そして、年が明けると(正確には12月も行っているのですが。)除雪作業が本格化してきます。南香園では、主に施設の駐車場の除雪を行っています。朝5時の段階で、積雪が一定以上になった場合に出動し、除雪を行います。近年は除雪業者が減っているようですが、こうした建設業者を中心とした除雪体制がしっかりしているから、北海道という北国でも生活が成り立つんですね。私たちはインフラをしっかり支える立場としてこれからも頑張っていきたいと思います。

剪定作業

最後は剪定作業のご紹介です。冬は樹木も休眠期となるため、基本骨格作りを目的として行います。南香園では主に街路樹の剪定が中心となります。ツツジなど、冬の時点ですでに来年の花芽をつけている樹木は、冬剪定をすると、花芽を落としてしまい、次の開花期に花が咲かないということがありますので、もしも自分で冬の間に剪定をしようと思っている方は気をつけてくださいね。

最後に

このように、造園建設業は夏(雪がない間)だけの仕事ではなく、実はしっかりと一年を通じて仕事があります。外での作業は大変なこともありますが、その分四季の変化を仕事をしながら感じられるのは魅力でもあるのかなと思います。まだまだ季節作業員(夏の間だけ働いて、冬の間は一旦会社を離れる働き方)が多い業界ではありますが、南香園では基本的に通年雇用のみとなっています。四季を感じられる造園建設業に興味を持った方がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお問合せくださいね。

そして、最後になりますが、今年も一年沢山のお客様にご愛顧頂き誠にありがとうございました。来年も皆様の期待に応えられるように頑張って参りたいと思います。また、このホームページでも出来るだけ多くの情報を発信していきたいと思います。どうぞ来年もよろしくお願い致します。寒い季節を迎えておりますが、体調にはお気をつけ頂き、良いお年をお迎え下さい。

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