庭長の職人たち
2018-06-19

3Kって聞いたことありますか?

3Kって聞いたことありますか?

こんにちは。人事担当の廣部です。新緑の季節を迎え、造園建設業も繁忙期を迎えています。今年の6月は涼しい日が続いており、仕事をし易い環境の中、色々な現場も順調に進んでいます。それでもこれから夏本番を迎えるわけですから、特に屋外で仕事をしている私たちは、やはり熱中症等には気をつけなければならない季節になってきます。建設業は3Kだ、なんていわれることもありますが、3Kって何か分かりますか?きつい、汚い、危険の頭文字をとって3Kって呼ばれているんですね。実際、造園建設業も真夏も真冬も屋外での作業となりますし、植物のためだったり、構造物を設置するために土壌を触るわけですから、汚れもします。安全作業は当然ですが、重機がある現場内での作業や、高所での作業もありますので、気の緩みや慢心は危険にもつながります。ですので、正直に言うと3Kではない、と否定することは出来ないかもしれません。でも、その3Kのリスクをいかに軽減できるか各現場では色々な工夫をしていたりします。

工事の目標は、良いものを造ることと、安全第一で無事故無災害!

工事=仕事ですから、良いものを造ることは当然のことです。皆が一所懸命に努力して、良いものを造ろうと頑張っています。そして、良いものを造ることと同じくらい大事なのが無事故無災害で無事に工事を完了させることです。1つの事故というのは、本人はもちろん、お客様、会社、第三者、被災者の家族など多くの関係者に痛みがあります。だから、3Kと呼ばれることもある建設業だからこそ、より一層の工夫や注意で安全第一を心がけて作業するのです。

無事故無災害のために毎日のKY活動!

上の写真は少し見づらいですが、実際の工事現場に掲げられている安全作業のための掲示板になります。無事故無災害を達成するためには、一番大事なのが、作業している人全員が同じ認識で、安全に対する意識を持つことです。そのため、工事現場ごとの作業ごとに責任者を決め、毎朝行う朝礼では、その日の作業内容を確認しKY活動というものを行います。KY活動とは、危険予知活動の頭文字をとったもので、あらかじめその日の作業の内容から考えられる危険を防ぐために、どのように作業したらその危険は起きないかを皆で考えて共有するものです。そして、安全十訓にもあるように、それぞれが声を掛け合って、1つずつ危険を排除して作業を進めていくのです。

体調不良も事故の元!

危険に対して高い意識を持っていても、体調が悪かったりすると、ぼんやりしてしまったり、体が思うように動かずに危ない目にあうこともあります。朝礼でも必ず体調の良し悪しを確認しますが、これからの季節、日中の急な気温の上昇などにより、急な体調の変化も起こりえます。そこで、現場事務所では作業している人たちが休むための設備も整えています。定期的な休憩もそうですし、急に少し体調が悪くなったなと思ったら、涼しいところで水分を補給して安静にするのが一番です。119番しなければならないなんて状況には絶対にならないように、現場の担当者は作業員一人一人に目を配っているのです。

さいごに。

ほかにも色々とあるのですが、このように、3Kと呼ばれるからこそ、そのリスクを少しでも軽減しようと工夫をしています。その中でも「危険」については特に配慮して安全に作業することが絶対です。ちなみに「きつい」については、現在は様々な機械がありますので、昔よりはきつさは減少しているのではないでしょうか。「汚い」については、どうしても途中で土を触りますので、全く汚れが無い現場というのもないかと思いますが、そうした苦労があるからこそ、最後の仕上げの美しさにも結びつくのではないかと思っています。また、造園建設業は完成した施設やお庭での維持管理作業もありますので、そうしたところでは、汚れについても敏感に感じ取ってきっちり清掃をして仕事の完了となります。
最後に、南香園では求職者の方にインターンや企業説明を行っています。造園建設業には魅力を感じているけど、3Kって呼ばれててどれくらい自分でできるか不安だ、というかたは、是非一度、南香園を実際に見に来て下さい。実際に体験してみることで、より自分にマッチングする企業を見つけるお手伝いをさせて頂ければと思っています。

関連記事